由来

 元応二年(1320年)、開祖は日像上人(日蓮聖人の直弟子である日朗上人の弟子)。その日像上人の名代として「大覚大僧正・妙実」が法華布教のために田尻町・中部地域に顕應寺(小庵)を建立しました。

 その後、室町時代に成道坊源来上人が規模拡張を目的として寺院をより広い現在地に移転し、本堂・庫裡・客殿・威徳神堂を建立。さらに、昭和46年から平成8年まで各堂を少しずつ改修し、現在に至ります。

 山号(さんごう・寺院に付ける称号)である「小松山」とは、寺院の北側にある山の事で、頂上付近に当地では小柄ながら珍しい「三葉の松」が原生していたのが発端であると伝えられています。